マンションの大規模修繕工事の理想的な周期とは

建物の安全性を考えれば、定期的な修繕工事は必要です。

きちんと行えば、資産価値が下落するのを防ぐことに繋がります。ここでは特にマンションの大規模修繕工事について説明します。マンションの場合には構造や管理状態などによって、建物の損傷具合には開きがあり、一律にこういうスケジュールでといったものはありません。しかしながらおおよそ12年周期で計画されるケースが多いようです。これは建築基準法で建築後10年を経過したマンションは、3年以内に外壁の全面打診調査を行う必要があると定められていることが、影響しているものと思われます。このルールは外壁がタイル貼りやモルタル仕上げの場合のものですが、そうではないマンションでも、これに準じて修繕工事を検討していくのでしょう。

外壁の点検が法律で定められている背景には、タイルなどが落下して、歩行者や自動車などに被害を与えることがないようにとの考えがあります。この全面打診調査の対象となる建物については、地方自治体によって条件が定められている場合もあるので、確認が必要です。建物の外部を中心に、1周期目となる1回目の大規模修繕工事を建築後12年頃に行ったとして、次の周期となるのは建築後24年頃になります。建築後20年以上経過すれば、様々な箇所で劣化が目立ってきます。

そこで2回目の大規模修繕工事では建物の外部だけでなく、内部の損傷部位の改修を行うことになります。3回目となる建築後36年頃の大規模修繕工事では、これまでと同程度のチェックに加えて、建物内部の主要な設備についての耐久性などを調べる必要があります。場合によっては部材の更新が必要になりますし、耐震補強や省エネ、管理者不足を補うためのものなど、様々な工事が考えられ、コストは回を重ねるごとに増えていきます。マンションは30年、40年といった長期的な視点で、大規模修繕工事の計画を経てる必要があります。

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